セラピストの真の実力はどこにあるんだろう?

 

年々、セラピストが量産されてきていて、質の低下が嘆かれている。

他の職種の人たちに業務分散されたり、AIの発達によって僕らの役割がだんだん減ってくる危険性もある。

社会的に価値があって、ずっと存続できる仕事って何なんだろう・・・?

セラピストの価値って、何なんだろう・・・?

 

医者は、社会的に価値が認められている。

圧倒的に知識もあるし、根本的な治療ができるし、社会的利益にもつながっている。

無くてはならない仕事であって、唯一無二の仕事でもある。

セラピストはどうだろう。

医者に勝る知識は無いし、根本的に病気を治せるわけでもない。

何となく医療費削減に貢献しているような、していないような感じ。

医者に勝てるもの、僕らにしかできないこと、って何なんだろう。

 

医者は、治療をする。

画像を使って、メスを使って、薬を使って。

でも、そこから先の病状を、そこからまだまだ続く生活を、どれほど想定しているだろうか。

小さな傷が生む機能低下を、しばしの安静が生む廃用を、どうやって回復させてくれるだろうか。

きっと、その部分においては、僕らの方が勝っているはずだ。

むしろ、その部分をきちんと成し遂げることが僕らに求められている専門性だ。

何よりもまず、機能をしっかり評価して、予後をきちんと予測して、最短ルートで回復に導くことが、僕らが持っている真の実力だ。

 

医者にも劣らない社会的な価値を持つためには、

基礎に立ち返って、土台を固めることが絶対的に大事、ですね。

 

僕ら在宅のスタッフも、どうしても

生活を見ることは大事。

活動や参加を促すことは大事。という観点で動いてしまうけど、

でもやっぱり、まずは機能面をちゃんと回復させないとダメだな・・・。

ということで、TAF研修会で基礎から固めなおしだー!

 

次回TAF研修会は1月27日(土)ですので、よろしければどうぞ・・・。

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