【TAF】脳卒中後の上肢麻痺に対するCI療法を用いたアプローチ! ~行動変容を生むトランスファーパッケージの実践と理論~

セラピストは上肢の使わせ方を知らない?

世間の作業療法士のイメージは上肢の専門家。このように他職種や患者さんから言われたり上肢のリハビリの依頼を受けることはよくあります。上肢の専門家として作業療法士を続けていくのであれば、他の療法士よりも成果を出さなければなりません。あなたは上肢の専門家としてリハビリを提供出来ていますか?

多くのセラピストは「そんなことは当たり前だ」「自分は出来ている、成果も出している」「ちゃんと目標も達成できている」「患者さんに喜んでもらっている」と思っていることでしょう。しかしそれは思い違いです。例えば、予測した最大目標値に対して90%回復させることが出来たとすれば素晴らしい成果を上げたと思えるでしょう。しかし、予測した目標は本当に正しいのでしょうか。または、セラピストの能力の範囲内での目標となっているのでしょうか。そして、退院日を境に患者さんの能力が落ちていくのは常識と思ってよいのでしょうか。

あなたが一生懸命リハビリに取り組んでいることは誰もが認めています。ただ、方法を十分に知らなかったために退院後しばらくして上肢が使えなくなっていることを知り、悔しい思いをしたはずです。だからこそCI療法を学ぶ事をお勧めします。CI療法以外にも、ロボット療法や電気刺激療法などエビデンスのある治療法はあります。機能改善を目標とするならばCI療法よりも早く効果を得られる方法もあります。

しかし、機能改善→日常動作で使える、とならない事は誰もが臨床で経験したことでしょう。CI療法が他の治療法と違うのは課題志向的でありADL・IADLの復権を目指しているという点です。機能的に改善していたとしても、麻痺手を積極的に使用し、成功体験を積み、正の行動変容しなければ必ずしも生活場面で使えるようになるとは限りません。

本講演でお話して頂くのは最前線でCI療法を研究されている竹林祟先生です。

丁寧に概論から応用まではお話して頂けますので、初めて学ぶ方でも明日からの臨床の手助け、学習のヒントになることと思います。また、本講演では最近発表された論文の内容についても触れていますので、既にCI療法について学ばれている方にもお勧めです。

 

【講師】
竹林 崇 先生 吉備国際大学准教授

【概要】
課題指向型アプローチであるCI療法。
臨床の中で、上肢の運動麻痺に対して単純に運動を反復させてしまってはいないですか?
そのメニューが適切なものなのか、不安に感じてしまうことが良くあります。
メニューを選択する上で、明確な目標設定や、課題設定、運動量の設定、難易度の設定など非常に多くの事を考えなければなりません。
沢山ある設定を患者とどのように確認するのか、またトランスファーパッケージを使用し、依存しないリハビリテーションを提供するにはどうしたらよいのか。
CI療法の概論からメカニズムをきっちりと理解し、翌日から臨床で使える技術もお話して頂きます。自信をもって行動変容に繋がるリハビリテーションを学びましょう!

【プログラム】
① CI療法の概論とメカニズム
② CI療法における目標設定と報酬
③ 報酬とドーパミン
④ 目標設定とCI療法との関連性を理解
⑤ 目標設定の実際の方法(top down evaluation bottom upevaluation)
⑥ 片手動作と両手動作、どちらが効果的
⑦ 半球間抑制
⑧ 上肢の量的練習の関連性
⑨ フィードバックの量の関連性
⑩ トランスファーパッケージ
※内容が多少変更となる場合がございます。

【日時】
平成30年6月17日 (日) 10:00~16:00(受付9:30〜)

【会場】
エル・大阪 南館5階南ホール

【費用】
10,000円 ※割引券にて−1,000円

締切いっぱいまで参加受け付けております!
当日も会場受付にて参加承ります!

 

【お申込み方法】
こちらのお申込みフォームに入力
又は
・当社ホームページを御覧ください

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